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2007.10.30

無言の30分

このまま時間が止まっていてくれれば…
なんて思いながら彼のぬくもりをめいっぱい感じて


地元へ帰る方向へ車を走らせました。




前から一つ提案してたことがあって
車の中でその話をしていた。
12月1~2日は父が親戚の結婚式で名古屋まで行くので
その2日間で1泊旅行にでも行かない?って。


中チャンが「茱萸はどこ行きたいと?」って聞いてくれて
アタシは「宮崎とか考えてるんだよねぇ。一回も行った事無いし、やしの木見たいし!」って言ったら
笑いながら「あー!道路の真ん中に生えてるやつね!」なんて言ってて。



「でも1泊旅行迷ってるんだよね。」
そう言ってアタシから切り出した。

彼は
「なにを?」って聞いてきて



「上手く言えないけど…」と言い始めて言葉を選ぶかのように
たった二言三言を10~20分位掛けてぽつぽつと話した。


「んー…なんていうか…慎重になってるって言うか…。
 大げさに言えば婚前旅行まで待つべきか?みたいな…。
 うーん…。アタシがカタいのかな?楽しみはもう少し先に
 取っておくべきなのかなっても思うし。デモ結局、怖いんだろうなって思う。
 何事もトントン拍子に事が進んでる気がするから
 ある日突然目の前から何も無くなってしまったらって思うと…」



そう言うと彼はすっかり黙ってしまった。



怒ったのか、悲しんだのか、何も分からぬまま
博多から鳥栖までの約30分ずっと私達は無言のままだった。

彼の視線はずっと窓の外で、なんだか目の前からふと消えてしまいそうな気がした。
アタシは…彼を失いたくなくて衝動的に彼の手をそっと引き寄せて
ぎゅっと繋いだ。



彼は、まるで離れないでと言っているかのように
切なくしっかりと握り返した。

家の前に着いてエンジンを切るギリギリまで
私達はあまり多くを語らずでも彼は手を放す気配さえ無く
ずっとずっと強く握り締めた。




無言の30分間、彼は何を考えていたのだろう。
いや、何か考えていたのかな?


明日聞いてみようって思う。
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